《アントロポス》
“新しい”前に、“古い”がある。そして、汝らは、新しきものを得るには、今を完全に照らし出さねばならない。努めよ。省みよ。そして、行え。また何れ。
瞳の書 06
瞳の書 08-1
《アントロポス》 汝らは考えたであろうか。生の意味を。つまり、存在は、死を含めて、変化そのものであり、永遠である。故に、ここ…
《アントロポス》 汝らは私が何をいおうとしているのか解っているのか? 己を知らぬものはまさにこのようである。己における…
《アントロポス》 汝らは何も解っていない。過去に捕らわれ、未来の幻影を追っているのみ。汝らが存在しているのは今である。自分自…
《アントロポス》 汝らは肉体に宿る。肉体の朽ちるまで、汝らはそれと共に生きる。では汝らは生起する前に何であったのか?ここで私…
ここにおいて、汝らはふまえておかねばなるまい。これらは無であると。つまり、本質において無限であると。故に、私た…
《アントロポス》 意志とは何か。まずそれを語る前に、存在における変化というものを知らねばならない。即ち、汝らのいう未来につい…