《マイタレイヤ》
死後の世界を私は、有るとは言わない。また、無いとも言わない。
肉体はどうであろうか?屍は物体として残り、やがて流れと共に土に還る。いわば、物体として存在し、流れ、つまりは世界に帰する。
魂は廻り巡り、やがて一つの存在である生命に帰着する。生命として流れ、つまりは世界に帰する。
この二つは、実は違わぬ物であり、つまりは存在そのものに他ならない。そして、日の照るが如く、その存在は流れ流れて、この世に流転し、新しき生命を息吹かせる。
今この世界に生きていると言うことを、もう一度考えてみなさい。



























