《アントロポス》
汝らとまみえるのは久方であるが、我には同じ一瞬である。
多くの瞳は一つの瞳である。一つの瞳は多くの瞳である。されば、汝ら心せよ。汝らの、見、聞き、知る事柄はすべての中に伝わりゆくと。
汝ら聴け!間(ま)は失せる。汝ら宇宙の空隙。己であれ!即ち、汝らと我の空隙は失せる。そは汝らの見し物であった。瞳を開かれよ。我々は汝ら。名は間(ま)を生む。
“こおろこをろ”
新たなる世。響きを聴け!何れ。
瞳の書 14
-外典- 01
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